いつだって考えるのはドクターマーチン ブーツのことばかり

定番の10ホールブーツです。

「1460Z」と同様に発売以来多くの人に愛されたモデルは、2足目にお勧めの1足です。

※UK8(27cm)のサイズです。

ソールの高さ29mm ブーツの高さ195mm 筒周り256mm 重さ約700g 色BLACK ソールDMS 生産国CHINA,THAILAND 素材SMOOTH ※メーカー希望小売価格はメーカーサイトに基づいて掲載しています。

ドクターマーチンの誕生、それは1945年のドクターマーチンソールの開発にさかのぼります。

1943年、スキーによる事故で怪我を負ったドイツの医師、クラウス・マーチン博士がリハビリのために古いタイヤを加工してクッション性の有るソールを作成しました。

これを基にクラウスは研究・改良を重ねラバーのような特殊素材にエアーを閉じこめたソールの開発に成功します。

これがいわゆるエアクッションソールの誕生です。

この発明の最大の特徴はソールに空気を閉じこめる事で歩行中の衝撃を吸収、別名「バウンシングソール」とも呼ばれる弾むような歩行性です。

ドイツの工房で女性向けの靴を製造していたマーチンはこのソール独自の特性を最大限に引き出す為、高度な製靴技術を求め靴作りの本場イギリスへのドーバー海峡越えを決めます。

そしてイギリスで老舗の製靴メーカーR・グリッグス社と出会い10年以上の歳月を費やし独自の薬品配合によって開発された「ラバーのような」透明なソールは耐摩耗性、耐寒性、耐熱性、アシッドにも非常に優れ、またグッドイヤーウエルトといわれる高級な靴作りに用いられる堅牢な底付け技法は縫い目に割れ目やひびが生じるとの理由から天然皮革にのみ使われラバーの科学素材には無理とされていましたがドクターマーチンソールはこの問題をクリアします。

このドクターマーチンソール（DMS）は当時の製靴技術において画期的な驚異の発明で有りました。

この世界にも類を見ないDMソールとR・グリッグス社の高度な製靴技術が合体し、ついに1960年4月1日にファーストモデルが誕生します。

この誕生日から由来したコードネームを冠するドクターマーチンの記念すべきファーストモデル「1．4．60」は発売すると同時にその堅牢性、履き心地から配達作業員に絶大な支持を得ることとなります。

そしてその人気はまるで何かのウィルスに感染したかの様に工場作業員、警察官、郵便配達員へと大きな広がりを見せていきます。

他にはない　弾むような履き心地の透明なソール、一目でそれとわかるイエローステッチ。

THE ORIGINALS です。